ステートメント

 

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11月20日午後 アフガニスタン情勢に関する総会審議

吉川大使ステートメント骨子

 

●本件決議案の共同提案国となることができ光栄。同決議案のコンセンサス採択へ向けた、ファシリテーターであるドイツ常駐代表の尽力及びアフガニスタン常駐代表の建設対応に感謝。また,困難な状況の下,アフガニスタンの国家再建へ向けた努力を行っている全てのアフガニスタン国民,そして日本を含む国連加盟国の支援姿勢に敬意を表する。

 

●大統領・地方議会選挙、ISAF撤退等が予定される2014年は、アフガニスタンの長期的安定にとり鍵となる年。そして2014年以降、アフガニスタンの開発目標及び和平達成へ向けた努力を支援する国連、特にUNAMAの役割の重要性は一層増すであろう。

 

 

 

●本日は,アフガニスタン政府による更なる取組が必要な課題について述べたい。

第一に,2014年の大統領選挙では,強い正当性を有する政権が,カルザイ大統領のこれまでの改革努力を引き継ぐことが重要。そして,次期政権の正当性を確保するためには,公正で透明性が確保された選挙プロセスの確保,アフガニスタン国民全体の民意を反映した選挙結果の確保,そして憲法に則り設定された投票日(2014年4月)の遵守へ向けた,アフガニスタンによる引き続きの取組が必要。我が国もその努力を後押しするため,ELECT2への拠出や選挙監視団派遣の検討等を進めている。

 

 

●次に,より長期的観点からは,昨年の東京会合で採択された東京フレームワーク(TMAF)におけるアフガニスタン政府のコミットメントの確実な実施が鍵。この観点から,アフガニスタンに対して,ガバナンス,法の支配及び人権,公共財政等の重要且つ未達成のコミットメント実施の責任が,然るべく次期政権に引き継がれるよう要請。我が国は,2002年にアフガニスタン復興支援国際会議をホストして以来,約50億ドルの支援を実施し,アフガニスタンの改革努力を支援。

 

 

●最後に,治安権限移譲の成果を確実なものとする観点からも,アフガニスタンは,アフガニスタン主導による和解プロセスを進める責任を負う。また同プロセス進展のためには地域諸国の建設的対応が重要であり,最近の緊密なアフガニスタン・パキスタン間の対話を歓迎。日本も9月の日パキスタン首脳会談において,安倍総理よりSharif首相に対し,アフガニスタンの安定のためにはパキスタンの協力が鍵となるとのメッセージを伝達。

  (了)

 

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