ステートメント

 

安保理 議題:「女性・平和・安全」
紛争下の性的暴力に関する公開討論
(4月25日(金))

 

ステートメント本文(英文)はこちら

 

 

  頭

●事務総長,バングーラ紛争下の性的暴力担当事務総長特別代表(SRSG)によるブリーフに感謝。また市民社会代表者のブリーフにも感謝。

 

事務総長報告への評価

●日本は,このアジェンダに関する事務総長の最新の報告を歓迎。特に,国別の勧告が新たに明記されている点は,安保理が継続的に各国の状況をモニターしていく上で有益。またUN Actionに関し,その調整メカニズムとしての役割,また予防に重点をおいた活動につき新たな項目が設けられている点を評価。安保理決議2106は,紛争下の性的暴力に関する包括的な予防枠組を規定した初めての決議。

 

●紛争下の性的暴力の根絶を目指す上で,「予防」に焦点を当てることは極めて重要。そして現場での進展は当事国の政府及び市民社会に行動にかかっている。国際社会は,彼らが変革を達成できるよう支援していかなければならない。

 

我が国の取り組み

●日本は,SRSGの新たな優先項目である,当該国の「ownership, leadership and responsibility」を強化することを完全に支持する。

 

●昨年11月,日本政府はSRSGを日本に招聘し,そこで安倍総理から改めて同事務所と緊密に協力していく決意を表明した。

 

●そして,日本はSRSG事務所,専門家チーム(ToE:Team of Experts)及びUN Actionとの連携深化をはかっている。今や,日本はスウェーデンに次いで第2位の同事務所に対する支援国となっている。

 

●日本の支援の一例がソマリア及びコンゴ(民)におけるToEの活動に対する2.15百万ドルの支援である。これらの国々では,SRSG及びToEが,それぞれの政府に働きかけ,政治的なコミットメントを引き出すことに成功し,SRSGとぞれぞれの政府との間で共同コミュニケが署名されている。日本の拠出は,両国政府がコミュニケを履行することを支援するものである。

 

●具体的には,コンゴ(民)を一例に挙げれば,コミュニケに記載されている特別警察(Special Police for the Protection of Women and Children)の拡大・強化や,カビラ大統領が創設を表明した大統領特別顧問(Special Representative of the President on Sexual Violence)の活動を支援していく。

 

●さらに,コンゴ(民)に関しては,国連日本政府代表部は,3月6日,「国際女性の日」に際し,紛争下の性的暴力防止に関する意識を高めるための特別イベントをSRSG事務所と共催した。我が国は,SRSGと今後も6月のロンドンでの閣僚級会合の場などを含め協力していきたい。

 

(了)

 

 

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