●背景
南スーダン共和国においては、2013年12月中旬から反政府勢力の攻勢により現地の治安情勢が急激に悪化した。このため、大量の避難民が発生し、一部は国連施設内に避難しています。このような状況に対し、同月24日、国際連合安全保障理事会は、UNMISSによる同国における文民保護及び人道支援のため、UNMISSの要員を増加させることなどを内容とする決議を採択しました。この増員に関連してUNMISS各国部隊用のテントが早急に必要となっている。また、国連施設内の避難民の増加に伴い、同避難民向けの救援物資が不足しています。
●物資協力の概要
国際連合からの要請を受け、国際平和協力法に基づき、南スーダン共和国において行われているUNMISSの活動に協力するため、以下の物資を無償で譲渡し、輸送に必要な役務を予算の範囲内において無償で提供することを平成26年3月11日に閣議決定しました。
・テント(4×4m)200張
・ビニールシート(5×4m)4,000枚
●これら物資は、3月26日、南スーダンに空輸、ジュバ空港でUNMISSに引き渡されました。物資を載せた輸送機は、午後1時(現地時間)過ぎに無事ジュバ空港に着陸、その後、引渡式は、南スーダン大使館から赤松大使、自衛隊施設部隊から井川隊長、UNMISSからMr. Egunsola参謀長をはじめとした関係者、報道機関が集まり、午後4時(現地時間)からジュバ空港にて開催されました。
<関連リンク>
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