国連職員の職種・勤務条件の概要は本省のサイトをご覧ください。
NYに本部を置く国際機関のランク別採用体系は以下のとおりです。
国際公務員のランク(国連事務局の例)
国連事務局の職員のランクは、事務総長、副事務総長、USG、ASG、D-2,D-1,P-5,P-4, P-3,P-2,P-1となっており、USG以下の職名、一般的な必要職業経験年数は次のとおりとなっています。
ランク | タイトル | 代表的職責 | 修士修了者の一般的な必要職業経験 年数(注1) |
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USG | Under-Secretary-General | 局の長 | - |
ASG | Assistant Secretary-General | 局の次長 | - |
D-2 | Director | 部の長 | 20年~25年 |
D-1 | Principal Officer | 部の次長 | 15年~22年 |
P-5 | Senior Officer | 課の長 | 13年~17年 |
P-4 | First Officer | - | 8年~12年 |
P-3 | Second Officer | - | 5年~8年 |
P-2 | Associate Officer | - | 2年 |
P-1(注2) | Associate Officer | - | - |
(注1)最近の空席公告において求められている必要経験年数を示しています。 |
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(注1)現在、P-1レベルでの採用は、ほとんど行われていません。 |
一般的な採用方法
[国連事務局]
D-2 | 空席公告による採用が原則 |
D-1 | |
P-5 | |
P-4 | |
P-3 | 内部候補優先 |
P-2 | 原則として国連競争試験による採用 |
[国連事務局]
正規職員の採用は、空席公告による採用が原則ですが、採用にあたっては、現在勤務している職員(内部候補者)を優先しているので、UNDP職員以外の者が応募できる空席公告は限られています。
外部からUNDPに入るためには、一旦JPO(内部候補者並びの扱い)やALD(短期任用者:内部候補者並びの扱いで、空席公告は正規職員ポストよりも多い)として勤務し、空席公告に応募するか、ヤング・プロフェッショナル・プログラム(概ねP-3)や邦人職員採用ミッションに応募する方策等があります。
[国連人口基金(UNFPA)]
正規職員の採用は空席公告による採用が一般的ですが、採用にあたっては、内部候補者を優先しています。
外部からUNFPAに入るためには、一旦JPO(内部候補者並びの扱い)やALD(短期任用者:内部候補者並びの扱いで、空席公告は 正規職員ポストよりも多い)として勤務し、空席公告に応募する方策等があります。
[国連児童基金(UNICEF)]
空席公告による採用が一般的ですが、採用にあたっては、内部候補者を優先しています。
外部からUNICEFに入るためには、JPO(内部候補者扱い)として勤務し、空席公告に応募することが一般的です。そのため、現在 UNICEFで正規職員として働いている日本人にはJPO出身者が多くなっています。