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　７月２日（木），平成２７年春の叙勲で旭日小綬章を受章したアレクサンダー・イリチェフ元国連政務局上級政務官に対する勲章伝達式が行われました。

　伝達式では，吉川大使からイリチェフ氏の長年の功労を紹介しつつ，叙勲に祝意を表すると共に，勲章と勲記を授与しました。

　受章者であるイリチェフ氏からは，受章の喜びや，これまでの活動を支えてくれた関係者への感謝の言葉がありました。

　国連事務局を代表し，エリアソン国連副事務総長が乾杯の音頭をとりました。

　イリチェフ氏は，元ソ連外交官であり，ソ連外務省アメリカ局や駐米国ソ連大使館に勤務したほか，平成２年から平成４年まではソ連（後にロシア）国際連合代表部でも勤務しました。同氏は，平成４年１０月に国連政務局に転職後，アジア・太平洋部上級政務官として，我が国及び朝鮮半島を含む北東アジア担当のチームリーダーとして，国連における我が国のプレゼンス向上に大きく寄与し，我が国の国益増進にも積極的に貢献されました。

　なお，伝達式には、エリアソン国連副事務総長をはじめとする国連事務局関係者，関係国常駐代表，その他イリチェフ氏と縁のある方々が参加して叙勲を祝いました。