奥・井ノ上日本青少年国連訪問団の国連代表部等訪問
2017年3月22-23日
3月22日,平成28年度国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト及び国際理解・国際協力のための高校生主張コンクールの特賞受賞者8名が「奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団」として国連日本政府代表部を訪問し,別所大使他と意見交換を行いました。
別所大使から,後輩である奥大使及び井ノ上書記官との接点や思い出に触れながら,これまでの在外公館勤務の経験やこれから進路を決める学生に対してのメッセージを述べました。また,同席した間瀬参事官,木下書記官(井ノ上書記官と同期入省)からは,外交官を志したきっかけや,外務省や国連などの国際機関で働くということについて説明がなされました。
この他,一行は,22日午前,UN-Womenを訪問し,自然災害の被害者が統計的に女性が多いことなどの事例を学びながら(例:泳ぎ方を教わるのが男性のみという地域),性別に関係なく皆平等に活躍できる権利について学びました。また,同日午後にはイラク代表部を訪問し,面会した同代表部職員の発意により奥・井ノ上両氏への黙祷を捧げた後,イラク政府の現状や課題についての説明を受けました。同職員からは,日本政府によるイラクの国造りへの支援への謝意が表されました。
23日,一行はアメリカ代表部を訪問し,国連の役割などについて活発な質疑応答を行いました。同日訪問したユニセフ事務局では,ユニセフ職員による,アフガニスタンでの活動経験談に関する講話を受講しました。
また,一行は,国連及び関連機関職員として活躍する邦人職員によるブリーフィング及び昼食懇談会に参加しました。ブリーフィングでは,平和構築や紛争予防の分野に関し,学生に問いかけながら解説する形式で行われ,また今次発足したグテーレス事務総長の下での国連新体制についての説明がなされました。また,昼食懇談会では,国際社会が直面する諸課題への取り組み,現場での経験談,国連職員という仕事のやりがい等,幅広いテーマについて意見交換する機会を持ちました。
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