ロレイン・シーバース元安全保障理事会課長が旭日小綬章を受章

平成30年2月2日
平成29年秋の外国人叙勲において、ロレイン・シーバース前国連安全保障理事会部安全保障理事会課長が旭日小綬章を受章しました。我が国の国際連合安全保障理事会における外交に寄与した功績によるものです。
 
シーバース氏は、国連に31年間奉職した期間、20年以上安全保障理事会関係業務に従事し、安全保障理事会に関する専門家として、豊富な知識・経験を通じ円滑な安全保障理事会の運営を支えてきました。シーバース氏は、国連退職直前は安全保障理事会部安全保障理事会課長として、また、退職後も、我が国をはじめとする理事国が安全保障理事会においてその職責を効果的に果たすことができるように有用なアドバイスを行うなど、大きな力となってきました。

とくに、シーバース氏は、安全保障理事会文書手続作業部会の議長を務める日本を複数回の任期にわたり繰り返し支え、安全保障理事会の作業方法に関する知見の提供を通じ、日本がとりまとめを行った安全保障理事会の作業方法に関するハンドブック(安全保障理事会議長ノート507)の作成及び改訂に大きく貢献しました。シーバース氏は、国際公務員として求められる中立性及び廉潔性を維持しつつ、我が国が安全保障理事会における外交を進める上で大きな貢献を果たしました。