第7回Peace is...の開催

平成30年5月18日
5月18日,第7回Peace is...が国連本部ビジターズロビーで開催されました。
 
第7回Peace is...は,日本がメキシコと共同議長を務めるSTIフォーラムに焦点を当てつつ,Coexistence(共生)とお茶をテーマをとし,メキシコ,ケニア,オーストリア,フィンランド,バングラデシュ,フィリピン,カナダ,コスタリカ,ベルギー,ドイツ,イタリア,ポーランド,ブラジル及びインドネシアの14か国と共催しました。
 
冒頭,別所大使から,「禅庵」を通して伝統と革新の共生を感じて欲しい,また,伊藤園という企業のSDGs推進への取組を学ぶことで,SDGsを始めとする国連を身近に感じて欲しいと述べました。
 
会場では,藤沢麻衣さんが,「千と千尋の神隠し」等を国連室内楽団の演奏に合わせて歌う中,椿邦司氏が「禅庵(スーツケースの中身ら組み立てる茶室)」を組み立てました。組み立てられた「禅庵」では,女性殺陣師である香純恭さんが刀を置いて入室して茶を一服し,サムライが刀を躙り口に置かねば茶室に入れない動作を通して,平和をアピールしました。
 
続けて一穂堂NYの青野祥子さんは,「禅庵」は日本の匠の技の“共生”であり,過去10年,多様な文化が主張し合いながら共生しているニューヨークで美の力を信じて進化する茶碗などを扱ってきたと語りました。 また,ロナ・ティソン伊藤園副社長は,お茶の種類などについて説明し,お茶は発酵の有無や蒸し具合等によって名前は違うが元は全てカメリア・シネンシス種である,人種や宗教や信条等によって分かれる人間も同じであり共生が重要であるというメッセージを発信しました。
 
その後,各国代表部大使達による抹茶・煎茶の体験が行われ,更に,一般参加のゲストも抹茶を点てたり,「禅庵」に入ってみたり,お茶を通して平和とイノベーションを体験しました。
 
会場には,スメイル広報局長,広報局ブラウン戦略部長代行(司会),14の共催国に加えベトナム,コロンビアから大使等が出席しました。
 
            

 
              

 
              

              
写真:国吉トキオ