奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団の国連代表部等訪問

令和5年3月29日
3月28日―29日、令和4年度国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト及び国際理解・国際協力のための高校生主張コンクールの特賞受賞者7名が「奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団」として国連日本政府代表部を訪問しました。
 
同訪問団は、平成13年に当時外務省国連政策課長であった故・奥克彦大使の発案により始められたものです。その後、イラクの平和と復興を願いつつ平成15年にイラクにおいて殉職した奥大使及び井ノ上書記官の功績をたたえるとともに、日本の青少年に世界の平和と繁栄に貢献することの大切さを伝えるとの意義を踏まえ、平成17年度より両名の名前を冠することとなりました。
 
28日、児玉参事官より、国連やその他国際機関の概要、我が国の国連外交、国際機関邦人職員増強にむけた取組について説明しました。訪問団学生の皆さんからは、日本が今後向き合うべき国際問題、外交官のやりがいや難しさなどについて質問がありました。
 

29日、石兼大使より、学生の皆さんの論文への見解を述べられた後、コロナ感染症拡大により強調された国際社会として取り組むべき課題、SDGsの意義や各ゴールの関わり合いについて説明しました。訪問団学生の皆さんからは、日本のジェンダー問題への向き合い方、特命全権大使としての意識や姿勢などについての質問がありました。
 

また、一行は当代表部への訪問に加え、アメリカ代表部、イラク代表部、UNICEF事務所を訪れ、それぞれの訪問先で組織の概要や具体的な仕事内容などについて説明を受けました。また、国連で活躍する邦人職員と昼食懇談会を行い、仕事での経験談や就職方法等について活発な質疑が行われました。