奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団の国連代表部等訪問

平成31年3月27日
3月26日-27日,平成30年度国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト及び国際理解・国際協力のための高校生主張コンクールの特賞受賞者8名が「奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団」として国連日本政府代表部を訪問しました。

同訪問団は,平成13年に当時外務省国連政策課長であった故・奥克彦大使の発案により始められたものです。その後,イラクの平和と復興を願いつつ平成15年にイラクにおいて殉職した奥大使及び井ノ上書記官の功績をたたえるとともに,日本の青少年に世界の平和と繁栄に貢献することの大切さを伝えるとの意義を踏まえ,平成17年度より両名の名前を冠することとなりました。
 
26日,星野大使より,国連やその他国際機関の概要,我が国の国連外交,国際機関邦人職員増強にむけた取組について説明しました。訪問団学生の皆さんからは,日本の国連分担金率の順位が変わったことに伴う変化の有無などについて質問がありました。
 
27日,川村大使より,外交官を志したきっかけ,これまでの在外経験や国連代表部での仕事や国連が世界平和に果たしてきた役割,SDGsの意義について説明しました。訪問団学生の皆さんからは,国連加盟からの日本が果たしてきた意識,難民問題などについての質問がありました。

また,一行は当代表部への訪問に加え,アメリカ代表部,イラク代表部,国連難民高等弁務官事務所を訪れ,それぞれの訪問先で組織の概要や具体的な仕事内容などについて説明を受けました。また,国連で活躍する邦人職員と昼食懇談会を行い,仕事での経験談や学生時代の過ごし方などを聞くなど,活発な質疑が行われました。


 

3月26日(火) 星野大使からのブリーフィング



3月26日(火) UNHCR NY事務所訪問



3月27日(水) イラク代表部訪問



3月27日(水) 川村大使との意見交換会