第6回Peace is...の開催

平成30年1月22日
1月22日,第6回Peace is...が国連本部ビジターズロビーで開催されました。本イベントは,在ニューヨーク日本人アーティストを主役に,文化芸術を入口として,誰もが気軽に平和について考えることが出来るように企画されたものであり,国連広報局や志を同じくする加盟国代表部と連携して実施するものです。
 
第6回Peace is...は, Peace is …Acceptanceをテーマをとし,ロックギタリストでUNHCR親善大使のMIYAVI,アフガニスタン人難民でユタ州の学校で音楽を学んでいるラッパーのSonitaがそれぞれ歌を披露しました。また,ブルックリン在住で画家のファンタジスタ・ウタマロは,シリア難民の子供達から届いた平和とは何かをアラビア語で表した言葉を英訳し,横7.2メートル,縦2.4メートルの特注バナーにそれらの言葉をペイントするパフォーマンスを行いました。
 
会場には,グテーレス国連事務総長,ケリーUNHCRニューヨーク事務所長,スメイル広報局長(司会)や,共催国であるのコロンビア,ノルウェー,フィリピン,カナダ,ドイツ,オランダ,コスタリカ,インドネシア,ポルトガル,タイ,ポーランド,ベルギーから大使等が出席しました。
 
冒頭,別所国連代大使から,「誰もが親しみやすい文化芸術を通して,国連で,平和について考えるきっかけにして欲しい」と訴え,MIYAVIが選んだテーマであるAcceptanceに言及し,「今回の演奏に刺激されて、平和の意味や,我々の受け入れる度量の広さについて思いをはせて欲しい」と述べました。
 
また,グテーレス国連事務総長は,「文化芸術には,紛争を予防する役割があることは明白である。音楽には,傷ついた心を癒す力がある。」と述べました。
 
これまでのPeace is…で回収された,平和のメッセージが書かれている葉書は, HUG(抱擁)に展示されました。HUGとは,建築家曽野正之氏とCLOUDS AO HUGの特別デザインにより制作された折りたたみ式の木製の屏風で,母親が子供を抱きしめているように見えるので,HUG(抱擁)と名付けられました。
 

                    

                    
                    

                    



写真:国吉トキオ