安保理改革政府間交渉
G4共同冒頭ステートメント
(骨子)
2012年1月26日
国連代表部
●タニン政府間交渉議長が,改革に関する加盟国の各取組につき議論する機会を提供したことを歓迎。G4は,政府間交渉を完全に支持し,建設的かつ開かれた姿勢で貢献。
●残念ながら交渉の進展は遅く,改革の早期実現という多くの首脳が繰り返し求めている要請に応えていない。G4の「短い決議案」は真の、かつ実質的な交渉に向けた新たな推進力を与えることが目的。
●①常任・非常任双方議席の拡大及び②安保理の作業方法の改善の2点に絞ったG4の提案は明快で,大多数の加盟国が支持。これは政府間交渉のプロセスを補完・促進し,また,上記2点に関して総会が政治的なガイダンスを与えることにより同交渉プロセスを活性化させようとする試み。G4の提案は現実的かつ結果志向のアプローチ。
●G4の取組には,地域の枠を超え,80か国近くが書面で支持したほか多くの強いコミットメントを得ている。
●このことは,加盟国の広範なグループが安保理の常任・非常任双方議席の拡大及び作業方法の改善を支持していることを示すものであり,政府間交渉に適切に反映される必要がある。そのような強力な支持は政府間交渉の今後の議論の基礎とされるべき。
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