2012年

武器貿易条約(ATT)決議に関する原共同提案国外相による共同声明

―外相は、ATT最終会議に係る国連決議の採択を歓迎―

 

2012年12月24日 ニューヨーク


     「我々、ATTに係る国連総会決議の7原共同提案国(アルゼンチン、オーストラリア、コスタリカ、フィンランド、日本、ケニアおよび英国)の外相は、 本日の総会決議採択を歓迎する。我々は、特に、2013年3月18日から28日までニューヨークで開催されるATTに係る最終国連会議を歓迎する。

    国連総会は、100を越える共同提案国を含む圧倒的多数をもって本決議を採択した。これは、大多数の国連加盟国が、通常兵器の国際移転に関する可能な限り高い共通のグローバルな基準を設ける強力でバランスのとれた効果的な条約を支持していることを明確に示すものである。

     我々は、ATTに向けて国際社会が作業を継続していくことの重要性を強調する。本年7月の国連会議は、条約採択に非常に近いところまで行った。同国連会議の最後には、大多数の国が条約の採択に向けたプロセスの迅速な継続を要請した。

     我々は、各国に対して ATTへの継続的な支持に感謝する。我々は、全ての国に対し、ATTに係る最終会議において、強力でバランスのとれた効果的な条約採択に向けて再度取り組むことを要請する。我々は、全ての代表団に対し、3月の会議を成功させるため建設的な精神をもって取り組むことを促す。

     我々は、効果的なATTが明年3月末にコンセンサスにより採択されることを確保するために引き続き尽力する。 我々は、 最終会議の指名議長である豪州のピ-ター・ウールコット大使に対し、我々の完全な支持を表明するとともに、全ての国々に対し、同議長の取り組みを支持するよう要請する。」

 

(注)  ATTにかかる国連総会決議の7原共同提案国:アルゼンチン、オーストラリア、コスタリカ、フィンランド、日本、ケニアおよび英国