平成23年春の外国人叙勲において、ブルース・ジェンクス前UNDPパートナーシップ局長が旭日中綬章を受章することとなり、6月18日付閣議にて正式に決定されました。我が国と国連開発計画(UNDP)との関係強化に寄与した功績によるものです。
2010年までの10年間にわたりジェンクス氏は、UNDPにおける先進諸国との関係の責任者として、UNDPによる開発支援活動の基盤となるドナー諸国からの任意拠出金の確保に努め、その事業拡大に貢献しました。
特に二国間援助、国際機関を通じた援助のいずれにおいても主要ドナーの地位を占める我が国との関係では、ジェンクス氏の在任中、同氏自身、更にUNDP総裁の累次の訪日を通じ、政策対話の強化が図られました。その結果、我が国とUNDP双方にとって重要な課題であるアフリカ開発、平和構築、気候変動等の分野において、我が国の支援策の立案と国際連携の下での効果的な実施が可能となりましました。 |