ブラジル、ドイツ、インド及び日本は事務総長報告「より大きな自由を求め て:全ての人々のための開発、安全及び人権に向けて」を歓迎する。4ヵ国のグ ループは、この報告は国際社会が21世紀に直面する挑戦に効果的に対処するこ とを可能とする多国間システムの促進に対する事務総長の強力なリーダーシップ を改めて示すものとして賞賛する。
4ヵ国のグループは、改革に向けた包括的なアプローチへの呼びかけを完全に 支持する。今日の脅威は相互に関連している。開発、安全及び人権は連結してい る。ある者に対する挑戦は全ての者に対する挑戦である。
ブラジル、ドイツ、インド及び日本は、国連は我々が今日直面する脅威に集団 的に対処する上で適当なフォーラムであり続けているという事務総長の考えを共 有する。同時に、国連の機関は今日の政治的な現実を反映すべく適応させる必要 があることは事実である。
これは特に安保理に言えることである。これについて事務総長は非常に明快で あり、4ヵ国のグループは彼の以下の提案を完全に支持する。
●「加盟国は、2005年9月の首脳会合の前にこの重要な問題に関する決定を 行うことに同意すべきである。」
●「決定はコンセンサスで行われることがとても望ましい。しかし、仮にコンセ ンサスに至ることが不可能であるならば、そのことが行動を遅らせることの言い 訳となってはならない。」
総会における過去数ヶ月に亘る議論は明らかに大多数の国がモデルAに基づく 安保理改革、換言すれば先進国と途上国の双方を含む常任・非常任理事国双方の カテゴリーの拡大に賛成していることを示してきた。アフリカも常任・非常任理 事国双方のカテゴリーに代表されなければならない。
したがって、今後数週間で、ブラジル、ドイツ、インド及び日本は全ての加盟 国、総会議長及びそのファシリテーターと協働して、この重要な問題に関する合 意を達成することを期待している。圧倒的大多数の加盟国の支持を得て、安保理 改革に関する決議を夏までに採択することが4ヵ国のグループの希望である。1 0年以上に亘る議論の後、国連は最終的に改革を実現する必要がある。
関連情報:
アナン事務総長報告
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