1月27日、国連において須永前外務省経済協力局調査計画課長より各国の代表、国連関係者及びプレス関係者に対して昨年改定されたODA大綱についてブリーフィングを行いました。
冒頭、須永前調査計画課長より、わが国援助の近況について統計的に概観を説明。その後国際情勢の変化や平和構築をはじめとする新たな開発課題に対処するために再定義されたわが国の援助理念、援助実施の原則及び援助政策の立案と実施について説明を行いました。また、参加者からの質問に対し、特にわが国が平和構築或いは平和の定着との関係で個々の人間に着目した「人間の安全保障」を重視していること、地域的にはアジアと共にアフリカ地域を重視していること、「沖縄感染症対策イニシアティヴ」で地球的規模の問題になっているエイズ問題に積極的に取り組んでいること等について説明。更に、近年のわが国ODA予算規模縮小の中で最大限の成果をもたらす為に、ODA資金の一層の効率的運用と透明性の改善が求められている旨強調しました。
関連情報:
政府開発援助(ODA)
人間安全保障
沖縄感染症対策イニシアティブ
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