東北地方太平洋沖地震についての西田大使からのメッセージ
2011年3月17日

 

今回の地震・津波は,想像を超える未曾有の規模であり,極めて多くの被害,犠牲が出ています。現在我が国は,政府,国民が一丸となって,諸外国からの協力も得ながら,地震後の人命救助,被災者の支援,ライフラインの復旧等に力を尽くしています。これまでに,自衛隊,警察,消防,海上保安庁や各国からの支援も併せて2万6千人以上(16日時点)を救出しています。

 

福島第一原子力発電所についても,安全確保のために懸命の努力を続けており,国民のみならず国際社会に対しても,情報を適時・的確に発表するように努めています。また,国内において,原子力発電所の安全性を確保するために対応する際には,IAEA等の国際機関や関係各国とも緊密に協力し,また必要な支援を受けています。

 

今回の地震及び原子力発電所についての詳細な情報については,総理官邸のホームページ,我が国が提供した情報を元に改訂されているIAEAのホームページ,原子力安全・保安院のホームページ及び気象庁のホームページの情報を通じて得ることができます(以下のとおり英文ホームページも用意しています)。

 

首相官邸
IAEA
原子力安全・保安院
文部科学省
気象庁
都道府県別環境放射能水準調査結果

 

福島第一原子力発電所の現在の状況については,現在,これ以上の爆発や放射性物質の漏洩が起こらないように全力を尽くしているところです。現時点では原子力発電所に直接隣接する場所でなければ,健康に影響を受けるような事態は発生していないと考えています。現在の退難(20km圏内)及び屋内退避(20~30km圏内)は,あくまでも今後状況が悪化する場合に備えて,地域住民の安全を確保するための措置です。

 

我が国はこれまで過去においても厳しい状況を乗り越えて,今日の平和で繁栄した社会を作り上げてきており,今回の地震と津波に対しても,政府・国民が力を合わせることにより,乗り越えていくことができると確信しています。
このような我が国の努力に対する各国,各国際機関並びに世界の人々からの支援に厚く感謝申し上げます。また,引き続き世界各国の皆様からの協力を得ながら,今回の大災害を乗り越えていきたいと考えています。




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