2011年

 
 

ジェイ・カリヤ前国連事務局副財務官に対する勲章伝達式

 

2011年12月6日

 

12月6日、平成23年秋の叙勲において旭日小綬章(Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette)を受章したカリア前国連事務局副財務官に対して、西田恒夫国連大使より勲章の授与が大使公邸にて行われました。

 

勲章伝達式において,西田大使は、カリア氏が1972年に難民として米国に来て以来、国連において臨時職員から副財務官まで上りつめた経歴を紹介し、とりわけ、新たなマネージメント・会計システムの国連への導入に貢献したこと、後進の育成に貢献したこと、我が国から派遣されていた山崎前財務官(現国連代表部大使)をサポートしたことを実績として挙げました。その上で、国連の行財政分野における我が国と国連との関係強化に大いに貢献したことに感謝していると述べつつ,同氏への祝意を表しました。

 

勲章の授与に引き続き、カリア氏は,今回の叙勲につき天皇陛下、日本政府関係者に対し心から感謝している旨述べるとともに、長年にわたる勤務経験を回想しつつ、多くの日本人の国連職員や外交官と行財政の分野で協力して働くことができたことは忘れがたい貴重な経験であったと述べました。 また、日本が分担金のみならず、自発的拠出金の分野でも、主要なプレーヤーとして大いに貢献していることを高く評価するとの発言がなされました。

 

なお、カリア氏は、本年4月に国連を定年退職しましたが、現在はUNDPの会計監査委員会のメンバーを務めており、今後も国連の行財政分野で貢献を続けていきたいとのことです。      

 


報道陣が待つ中、西田大使の出迎えを受けるカリヤ氏


カリヤ氏を紹介する西田大使


勲記の授与


カリヤ氏による叙勲の挨拶


笑顔の西田大使とカリヤ氏


西田大使夫妻、カリヤ氏夫妻、山崎大使夫妻


カリヤ氏を囲むご家族と出席者