2009年8月10日、国連本部ビジターズ・ロビーにおいて、国際連合日本政府代表部とカザフスタン代表部が広島市、長崎市及びセミ市(カザフスタン)との共催及び放射線被爆者医療協力推進協議会(HICARE)による協力のもと、「核の惨禍展」を開会しました。
同展示会は、1945年の広島及び長崎での原爆や、カザフスタンにて1949年から1989年の間に行われた核実験、そして周辺に住む人々や環境に与える影響に関するパネルや写真を展示しています。また、HICAREが被爆者のために行っている国際医療支援に関する活動についてのパネルも展示されています。
高須幸雄国際連合日本政府代表部大使は開会の挨拶 において、日本とカザフスタンの協力関係について言及し、また原爆による悲劇の記憶は決して忘れ去られてはならないと述べました。高須大使は、中曽根外務大臣による「ゼロへの条件、世界的核軍縮のための『11の指標』及び包括的核実験禁止条約への署名及び批准を含む、核軍縮に対する日本政府の取り組みについても言及しました。
「核の惨禍展」は国連本部ビジターズ・ロビーにおいて8月10日から9月30日まで開催されています。 |