3日、国連本部でインターンをする大学院生8名が日本政府代表部を訪れ、兒玉大使によるブリーフィングを受けました。
まず、兒玉大使より、昨年の「アラブの春」に象徴された中東やアジアにおける民主化への動きや、それに対する安保理の対応を説明しましました。また、「保護する責任」という規範についても触れ、紛争下における国連としての対応にどのように影響を与えているかを述べた上で、ロシアと中国による安保理での拒否権行使が現在のシリア情勢への効果的な対応を阻んでいる現状を説明しました。さらに、安保理改革についても、日本の立場とその必要性を説明し、最後に参加者からの質問に答えました。インターン生たちは、時折メモを取りながら、兒玉大使の話に熱心に聞き入っていました。 |