2007年10月25日に、国際連合日本政府代表部は国連軍縮部・軍縮・平和・安全NGO委員会との共催で「NAGASAKI1945―アンゼラスの鐘」の上映会を国連本部にて行いました。
映画は若い世代に特に訴えかけるようアニメーションで作られ、1945年に長崎に投下された原子爆弾の被爆者である秋月医師の実体験が元になって作られています。映画は核爆弾の破壊力や壊滅的な影響だけでなく、被爆者たちの強さや希望までもを描いています。
ニューヨーク本願寺住職の中垣顕實住職による黙祷に続いて、小寺大使とHannelore Hoppe軍縮局上級代表次席による開会の挨拶が行われました。長崎市長からの手紙ともに国際連合へ訪れた、長崎のピース・メッセンジャーで現役高校生の草野昂志郎さんによる自身の祖母の被爆体験談と、平和の為の一刻も早い核廃絶を求める旨のスピーチは聴者の心を大きく揺さぶりました。その後映画監督も上映後のパネルディスカッションに加わりました。
この映画は虫プロダクションとKids for the Futureにより世界中で上映されています。秋月医師は2005年の映画完成後まもなく逝去されました。
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