6月9日(土)、国連日本政府代表部は、国連国際学校(UNIS)及び米北東部日本語教師会(NWCTJ)との共催により、2012年俳句コンテスト授賞式を同校において開催しました。
コンテストには、今年も小学生・中学生・高校生の各部門に加え、教師部門からも数名の教師の応募があり、日本語、英語、合わせて約1500句にも上る作品が集まり、多数の応募の中から140句以上の俳句が入選作品に選ばれました。入選作品は、UNISで展示され、授賞式当日は、参加者やその家族、担任教師などで賑わい、同作品は、2週間展示されました。
授賞式は、The Studio Schoolの生徒のコーラスで始まり、国連代表部からは山崎純大使が出席し、授賞式冒頭での挨拶を行いました。
賞は8部門の上位3位までの入賞者に贈られ、入賞者自らが授賞作品を式典出席者の前で詠みあげました。そして、審査員がそれぞれの句に、様々な観点から、解説やコメントを添えました。
授賞式終了後、作品展示会場でレセプションが行われ、参加者たちは日本語文化の一つである俳句を通して自己表現する喜びを分かち合い、作品の前で笑顔で記念撮影する様子が見受けられました。
(了)
<英語部門:各部1位>
○小学生の部
She walks through the
darkness of the tunnel
Leah Watson
○中学生の部
public library
the shy boy
wipes dust off a book
Abby Shannon
○高校生の部
black tie
black suit
cold father
Cruz Kaye Shinako
○教師の部
on mounds
of pearly hail
a hemlock cone
Mr. Geoff Van Kirk
<日本語部門:各部1位>
○小学生の部
ホタル飛ぶ
手の平で光る
月の色
Andrew Ammar
○中学生の部
もりもやす
イライラあらし
なつのいかり
Julien Kridelka
○高校生の部
鳥はとぶ
くろいはたけで
まよ中に
Raphael Barnes
○教師の部
津波行く
小さな写真に
爪の跡
Mr. Kazuo Tsuda
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