6月5日、国連日本政府代表部は、米北東部日本語教師会及び国連国際学校英語科・日本語科と共催により、国連国際学校において、2010年俳句コンテスト授賞式を開催しました。
このコンテストは、例年、英語俳句及び日本語俳句それぞれ小学生、中学生、高校生部門が設けられていますが、今回、新たに教師英語俳句部門が設置され、計7部門で行われました。応募総数は、過去最多の1263句を記録し、その中から選出された128作品が国連本部やイースト・リバーの美しい景色が望める国連国際学校内図書館に展示され、参加者とその家族、担任教師などで賑わいました。子供ならではの純朴な感情あふれる作品やかわいい挿絵入りの作品、大人でさえもはっとさせられるような豊かな表現の作品など、個性豊かな作品が揃いました。
授賞式は、まず初めに音楽演奏があり、ギタリストの高梨ガク氏、ピアニストの國陶まゆは氏による演奏に乗せて子供たちの歌声が響き渡り、和やかな雰囲気で式が始まりました。国連日本政府代表部からは角茂樹大使が出席し、今回の応募作品の増加、特に日本語俳句の応募が約2倍に伸びたことに触れ、俳句人気の高まりは日本文化をより強化するだけでなく、俳句作りで楽しむ各個人の人間としての自己表現力の強化に繋がると述べ、参加者全員の応募を称えました。その後、各部門ごとの上位3位までの受賞者ひとりひとりが作品を読み上げた後、審査員の先生方の作品解説が行われ、その度に会場は各作品への賞賛の拍手に包まれました。
授賞式終了後、作品展示会場でレセプションが行われ、参加者たちは日本語文化の一つである俳句を通して自己表現する喜びを分かち合い、作品の前で笑顔で記念撮影する様子が見受けられました。
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