2月24日、ロサンゼルス出張中の西田恒夫国連大使は、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)を訪問し、同校で日本研究を行っているテラサキ・センター主催のラウンド・テーブルに出席しました。
ラウンド・テーブルの冒頭、西田大使は、日本の国連政策に関するスピーチを行いました。
スピーチでは、まず、戦前の国際連盟における日本の位置づけや戦後の国連加盟に至る道筋といった歴史的な経緯に触れた上で、平和と安全(PKO,軍縮・不拡散)、開発と環境(国連持続可能な開発会議(リオ+20)等)の各分野における日本の国連外交の取り組みにつき具体的に説明しました。
続けて、国連改革の重要性を指摘し、日本として改革の実現に向けて積極的に取り組むことを表明しました。
最後に、東日本大震災に際しての諸外国からの支援に謝意を表明した上で、国連という舞台を活用しながら、強靱な社会の構築に向けた貢献を行っていくとの日本の考えを説明しました。
スピーチの後、出席した学生との間で、質疑応答が行われました。学生からは、マルチラテラリズムのあり方や東日本大震災への対応も含め、様々なコメントがなされ、西田大使との間で活発な議論が行われました。
スピーチ・テキスト(配布用)については、こちらを御覧下さい。
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